eラーニングで理解度向上、集合研修も効率化
日本HACCPトレーニングセンター
日本HACCPトレーニングセンターは、食品安全を目的とした自主管理システム「HACCP(ハサップ)」を広く普及させるため、フードチェーンに携わる組織や個人を対象にしたワークショップやセミナーなど教育事業や研究事業を中心に取り組んでいます。
日本HACCPトレーニングセンター様では、食品安全管理手法のトレーニングの効率化を図るため、eラーニングシステムPlatonを導入するとともに、同システムに搭載する教材コンテンツを弊社制作サービス「D-Factory」で制作されています。
【利用製品・サービス】
・Platonお手軽スタートパック
・eラーニングコンテンツ制作サービス
利用例非公開
日本HACCPトレーニングセンター杉浦嘉彦様に伺いました。
集合研修期間を短縮、コストも削減
グループディスカッションを通したワークショップ形式を採用した実践的なトレーニングはこれまで、3日間の集合研修で実施していました。座学にeラーニングを取り入れることで、集合研修を2日間に短縮でき、コストダウンにつながりました。
eラーニングシステムは、簡単にスタートできるPlatonのクラウド版お手軽スタートパックを活用しています。教材は、ロゴスウェアの制作サービスを利用し、パワーポイントと動画を渡すだけで、教材が完成するため、大変効率よくeラーニング化を進めることができました。
日本HACCPトレーニングセンター事務局の担当者様に伺いました。
動画+スライド型教材、手間かからず迅速制作
2017年11月、農林水産省補助事業により食品安全HACCP手法の研修会をeラーニング化することが計画され、「上級実務者向け基礎学習コース」の教材コンテンツを短期間に制作する必要がありました。
以前依頼した「初級実務者向け基礎学習コース」のコンテンツ制作で信頼があり、継続性も考えてロゴスウェアに依頼しました。集合学習直前の依頼にもかかわらず、速やかに対応いただきました。講義の動画とスライドとの同期タイミングなど事細かな指示をしなくても済み、こちらの手間がほとんど発生せず助かりました。
トレーニングで期待される力量アップには知識と技術の2つの側面があります。技術の向上は「成人学習」の考えからロールプレイングを中心とした集合学習での実施が求められます。一方で知識の習得は、時間に束縛されずに受講できるeラーニング形式が非常に有用です。
eラーニングで講義の視聴と集合学習の予習テストを取り入れることにより、受講者の知識レベルがそろい、ロールプレイング演習にも円滑に移行できます。今回は「上級実務者向け」だったので比較的難しい内容でしたが、eラーニング化で繰り返し視聴できたり、テストで知識習得状況が確認できたりすることで理解度が向上しました。
今後は「初級実務者向け」コンテンツの更新を計画しています。また食品の海外輸出のための研修会でも活用できないかどうか、海外の研修組織と交渉を進める予定です。
*本記事は2017年12月に取材した内容をもとに構成しています。
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